スマートEx途中下車の落とし穴!改札出場で前途無効になる真相と回避策
スマートEx途中下車の落とし穴!改札出場で前途無効になる真相と回避策にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
途中下車ができないことと並び、利用者が損をしやすいもう一つの落とし穴がスマートEX特定都区市内制度の真相です。
JRの長距離紙切符を購入すると、券面に「東京都区内」や「大阪市内」といった四角いマークが印字されます。これは特定都区市内制度と呼ばれる特例で、例えば新宿駅から東京駅までのJR山手線・中央線の運賃や、新大阪駅から梅田・天王寺駅までのJR在来線の運賃が新幹線の切符代金に含まれていることを意味します。
しかし、スマートEXには特定都区市内制度が一切適用されません。スマートEXのチケットは純粋に「東京駅」から「新大阪駅」といった新幹線停車駅単体の区間運賃として計算されています。そのため、新宿から新幹線に乗るために東京駅まで在来線で移動した場合、東京駅の新幹線乗換改札機に交通系ICカードをタッチすると、新宿〜東京間の在来線運賃(210円前後)がICカード残高から自動的に引き落とされます。スマートEXの額面上の割引額(約200円)は、在来線の運賃加算によって相殺され、実質的に割高になるケースが多発しています。
さらに注意が必要なのが、スマートEX乗り越し精算と払い戻しの実態です。もし目的地の手前の駅でどうしても改札を出なければならなくなった場合、残りの未使用区間に対する払い戻しは1円も行われません。一方で、当初の予約区間を越えて乗り越してしまった場合は、下車駅の精算所や改札窓口で、予約区間の終点駅から乗り越し先までの「正規運賃および特急料金」が容赦なく請求されます。JRのシステムは下車に対して厳格に「前途無効」、乗り越しに対しては「正規料金追徴」という形で厳格に設計されているのです。