心霊写真はやらせだったのか?捏造手口と科学が暴いた昭和オカルトの真相

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捏造された写真以外に、一般人が「絶対に加工していないのに恐ろしい顔が写った」と信じ込むケースもあります。これらを紐解く鍵となるのが、認知心理学と脳科学によって解明された認知バイアスです。その代表例がシミュラクラ現象とパレイドリア効果です。

人間には、逆三角形に配置された3つの点や染みを見ると、無意識に「人の顔」として認識してしまう脳の神経回路が備わっています。これがシミュラクラ現象です。太古の昔、人類が外敵や猛獣から身を守り、仲間の表情を瞬時に読み取って生存確率を高めるために獲得した適応進化の結果だとされています。木の幹のコブ、岩肌の影、カーテンのしわなどに「怨念の顔」を見出してしまうのは、心霊現象ではなく、私たちの脳が持つ顔認知システムが過剰に作動したバグに過ぎません。

さらに、不規則な雲の形が動物に見えたり、トーストの焦げ目が聖人の肖像に見えたりするように、曖昧な視覚情報に意味のある既知のパターンを当てはめてしまう知覚心理をパレイドリア効果と呼びます。暗がりで撮影した粗い粒子やピンぼけの背景にパレイドリア効果が働き、「そこに誰かが立っている」と脳が勝手に解釈を補完してしまうのです。科学的な心霊写真見分け方を理解すれば、世の中に溢れる「怪奇写真」のほぼすべてが、カメラの光学現象と人間の脳の錯覚が織りなす生理的現象であることが理解できます。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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