滋賀のバームクーヘンはなぜ全国を魅了するのか?聖地と行列の真相に迫る

滋賀のバームクーヘンはなぜ全国を魅了するのか?聖地と行列の真相に迫るとはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

滋賀のスイーツ界を牽引する存在といえば、近江八幡市にルーツを持つクラブハリエ(CLUB HARIE)です。いまや全国的な知名度を誇る同ブランドですが、その母体は明治5年(1872年)創業の老舗和菓子舗「たねや」にあります。

「たねやとクラブハリエの違いは何なのか」と疑問を抱く方も少なくありません。端的に言えば、「たねや」が伝統的な和菓子を手がけるのに対し、「クラブハリエ」は洋菓子部門として1951年に誕生したブランドです。歴史ある和菓子づくりで培われた繊細な火加減のコントロールや生地へのこだわりが、そのまま洋菓子開発へと注ぎ込まれました。

かつて日本のバームクーヘンといえば、本場ドイツの伝統に忠実な、やや固めでしっかりとした食感が主流でした。しかしクラブハリエは、日本人好みの「究極の柔らかさとしっとり感」を徹底追求。熟練の職人が一層一層の焼き加減を手作業で見極め、職人技の結晶とも言えるふんわり食感と外側のフォンダン(砂糖衣)のシャリッとしたアクセントを完成させました。この独自の食感が口コミで広がり、滋賀発の銘菓として全国区の熱狂を生む原点となったのです。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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