真鍮と砲金の違いを徹底比較!見分け方や成分・最新買取相場まで解説
真鍮と砲金の違いを徹底比較!見分け方や成分・最新買取相場まで解説の総合ガイドをお届けします。専門的な知識が満載です。
金属スクラップの集積場や解体現場では、表面が酸化して黒ずんだ部材が持ち込まれることが日常茶飯事です。一見すると判別が不可能な金属塊を、熟練の職人や検収スタッフはどのようなアプローチで見分けているのでしょうか。
第一の判別法は「ヤスリ掛けによる地肌の露出」です。酸化被膜を取り除くために鉄ヤスリやグラインダーで表面を削ると、明確な色彩差が現れます。真鍮はレモンイエローから黄金色に近い明るい黄色を呈するのに対し、砲金は銅分が85%以上と高いため、十円硬貨に近い深みのある「赤褐色(赤みがかった茶金色)」を見せます。
第二の判別法は「磁石反応と比重の確認」です。真鍮も砲金も主成分は非鉄金属であるため、磁石を近づけても原則として反応しません(くっつかない)。もし磁石に引き寄せられる場合は、内部に鉄芯が入っているか、ニッケル等の磁性金属が混入した別素材と判断できます。また、同一サイズのブロックを持ち比べた場合、比重約8.8の砲金は比重約8.45の真鍮よりもずっしりとした手応えがあります。
さらに製品の成形跡も大きな手掛かりです。表面に鋳肌(砂型鋳造特有のザラザラした質感)があれば砲金の可能性が高く、滑らかな押出成型品や曲げ加工品であれば真鍮であるケースが大半を占めます。