神経内科と脳神経内科の違いとは?名称変更の真相と診療科の選び方
神経内科と脳神経内科の違いとは?名称変更の真相と診療科の選び方についての最新情報をご紹介します。
インターネット上の掲示板やSNSでは、診療科選びに関して誤った情報が散見されます。特に多い3つの誤解を是正しておきます。
誤解①:「神経痛(坐骨神経痛など)はすべて脳神経内科へ行くべき?」
腰痛に伴う足のしびれや、首のヘルニアからくる腕の痛みなど、骨や関節の変形が原因で末梢神経が圧迫されている場合は、整形外科の領域です。脳や脊髄そのものの病気なのか、骨や椎間板の圧迫なのか判別がつかない場合は、まずかかりつけの内科や整形外科でレントゲン・簡易診察を受けるのがスムーズです。
誤解②:「頭痛外来はすべて同じ?」
頭痛外来と銘打っていても、担当医が「脳神経外科」か「脳神経内科」かによって方針に特色が出ます。脳神経外科医は脳腫瘍や出血など命に関わる疾患の除外を得意とし、脳神経内科医は片頭痛の最新分子標的薬(抗CGRP抗体薬など)を用いた予防療法や神経メカニズムに基づく内科的コントロールに強みを発揮します。
誤解③:「脳神経内科ではうつ病の薬を出してくれない?」
パーキンソン病や脳卒中後の患者が併発するうつ症状に対しては、脳神経内科でも抗うつ薬が処方されます。しかし、原発性のうつ病や適応障害である場合は、専門的な精神療法が必要となるため精神科への紹介が行われます。