マルチプレスで胸に効かない理由と大胸筋を確実に肥大させる極意

マルチプレスで胸に効かない理由と大胸筋を確実に肥大させる極意を詳しくリサーチ! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。

ジムの現場でパーソナルトレーナーが日々目にする「マルチプレスで胸に効かない」という悩み。自著や専門誌で指導理論を展開する一流ストレングスコーチたちの見解を総括すると、負荷が逃げる要因は主に3つのエラー動作に集約されます。

第1の原因は、動作中に肩甲骨の寄せ(内転)と下げ(下制)が解けてしまうことです。バーを前に押し切ろうとするあまり、フィニッシュで肩が前に突き出る(肩甲骨が外転する)と、主働筋が大胸筋から三角筋前部や前鋸筋へ移行します。大胸筋の緊張が抜け、肩関節の前方組織に剪断力がかかるため、胸ではなく肩ばかりが痛む典型的な引き金になります。

第2に、脇の開きすぎ(上腕の外転角度過多)が挙げられます。体幹に対して肘が80度〜90度近くまで開いた状態でプレスを行うと、肩甲下筋や棘上筋に過度なインピンジメント(挟み込み)が生じます。現場の動作解析データでも、肩の水平屈曲時に肘の角度を体幹から約45度〜60度に保つことで、三角筋前部への余計な関与を抑えつつ大胸筋の筋活動電位が約28%向上することが示されています。

第3は、手首の過度な背屈(寝かせすぎ)と前腕の角度不一致です。バーの真下に肘(前腕の骨=橈骨・尺骨)が位置していないと、押す力が上腕三頭筋や前腕筋群に分散し、大胸筋にメカニカルテンション(物理的張力)がダイレクトにかかりません。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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