デッサンの描き方完全講義!独学でも立体感が劇的に変わるプロの技法
デッサンの描き方完全講義!独学でも立体感が劇的に変わるプロの技法の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
デッサンを始めるにあたり、適切な画材を揃えることは上達スピードに直結します。文房具用のHB鉛筆1本と硬いプラスチック消しゴムだけでは、表現できる明暗の階調(トーン)が極めて限定されてしまうためです。
まず押さえるべきは鉛筆の選び方と削り方です。デッサンでは一般的に、三菱鉛筆の「ハイユニ(Hi-uni)」やステッドラーの「マルス ルモグラフ」が業界標準として支持されています。硬度は3B〜3Hを中心に揃え、木軸をナイフで長め(芯を1.5〜2cm程度露出)に削り出すのが基本です。芯を寝かせて広い面を塗るタッチと、立てて細いエッジを刻むタッチを1本で自在に切り替えるための工夫です。
また、描画の成否を左右するのが練り消しゴム使い方です。練り消しゴムは単に「間違いを消す」ための道具ではなく、紙の上の黒鉛を吸着させて「ハイライトを描く」「中間トーンの明るさを微調整する」ための描画材として機能します。指先で細く尖らせて光の筋を入れたり、平たくして軽く押し当てて明度を上げたりと、多彩なコントロールが求められます。