ハヴィガーストの発達課題全6段階一覧!エリクソン比較と覚え方の極意

ハヴィガーストの発達課題全6段階一覧!エリクソン比較と覚え方の極意にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

発達理論を学ぶ上で多くの受験生や研究者が直面するのが、ハヴィガーストとエリクソンの違いです。両者はともに「人間が生涯を通じて発達する」という生涯発達の立場を取っていますが、アプローチと理論の根底にある哲学が明確に異なります。

1. 理論の立脚点:社会教育的適応 vs 精神分析的葛藤

ハヴィガーストは教育社会学の視点から、「社会が個人の各年代に求める役割・学習目標」を明確に言語化しました。つまり、課題をクリアして社会に適応していくという「行動的・教育的プロセス」を重視しています。

対するエリク・H・エリクソン(Erik H. Erikson)は精神分析の流れを汲む心理社会学者であり、「各段階における内面的な心理社会的危機(対立概念)」を提唱しました。例えば、青年期であれば「アイデンティティ(自己同一性) 対 アイデンティティの拡散」、老年期であれば「統合 対 絶望」といった、相反する感情の葛藤を乗り越えて自我の強さを獲得するプロセスを重視します。

2. 段階数と視点の相違

  • ハヴィガースト(全6段階):乳幼児期、児童期、青年期、壮年期、中年期、老年期。達成すべき具体的なタスク(やることリスト)を提示。
  • エリクソン(全8段階):乳児期、幼児期初期、遊戯期、学齢期、青年期、初期成人期、成人期、老年期。心の葛藤と獲得される心理的徳目(希望、意志、忠誠、愛など)を提示。

「何を身につけ、社会でどう振る舞うべきか(ハヴィガースト)」と「心の中でどのような危機を乗り越え、自己を確立するか(エリクソン)」という視点の違いを把握すると、両理論の混同を完全に防ぐことができます。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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