歩くと足が痛む間欠性跛行の正体|腰か血管か見分ける決定的基準
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「最初はちょっと足が張る程度でした。年のせいだと湿布を貼って誤魔化していましたが、半年も経つと100メートル先のゴミ捨て場にすら行けなくなって……」。東京都内の総合病院を受診した70代男性は、診察室の椅子に深く沈み込みながら当時の後悔を吐露しました。
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済生会などの医療機関が公表している臨床知見によると、間欠性跛行が進行すると日常生活の自立度が著しく低下し、外出を控えることでフレイル(加齢による心身の衰弱)や認知機能の低下を急速に招きます。診察の現場では、まず足の甲やくるぶし付近の脈拍触知(足背動脈・後脛骨動脈の拍動)、腱反射、知覚検査を行い、神経と血管のどちらに破綻が起きているかを厳密にスクリーニングします。
「歩くとふくらはぎが痛い」という訴えの裏には、組織への血流不足(虚血)か、神経への物理的な圧迫が必ず存在します。休めば痛みが引くからといって問題を先送りにすることは、神経の不可逆的な損傷や血管壊死のタイマーを放置しているのと同義です。