眼科の赤緑検査はどっちが正解?見え方の違いと過矯正を防ぐ判定基準
眼科の赤緑検査はどっちが正解?見え方の違いと過矯正を防ぐ判定基準について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご覧ください。
近視の人が度数の強すぎるメガネやコンタクトレンズを装用した際、なぜ「遠くはよく見えるのに激しく疲れる」という現象が起きるのでしょうか。その理由は、眼球内部にある毛様体筋(もうようたいきん)の酷使にあります。
本来、正視の眼は遠く(約5メートル以上)を見るときに毛様体筋が緩み、リラックスした状態になります。しかし、近視の度数を強くしすぎて「緑が濃く見える(過矯正)」状態になると、遠くを見ている時ですら眼球は人工的な「遠視」と同じ状態に置かれます。すると、網膜の後ろに抜けてしまった焦点を無理やり網膜上に引き戻すため、遠くを見る時ですら毛様体筋を常にギュッと緊張させ続けなければなりません。
さらにその状態でスマートフォンやPC画面など30〜50cmの至近距離を見ようとすると、毛様体筋には通常の何倍もの過剰な収縮ストレスがかかります。毛様体筋の周囲には自律神経(特に副交感神経)が密集しているため、筋肉の過緊張が長時間続くと自律神経のバランスが崩壊します。これが「眼精疲労」にとどまらず、首や肩の頑固なコリ、偏頭痛、めまい、ひどい場合には不眠や抑うつの引き金となるメカニズムです。