敷金・礼金の違いとは?戻るお金の仕組みとゼロゼロ物件の落とし穴を解説

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賃貸トラブルの中で最も相談件数が多いのが、退去時の敷金返還トラブルです。「壁紙の張り替え費用を全額請求された」「経年劣化なのに修繕費を敷金から引かれた」といった不当な請求から身を守るための最大の武器が、国土交通省ガイドライン(原状回復をめぐるトラブルとガイドライン)です。

ガイドラインでは、退去時の費用負担について明確なルールを定めています。

  • 貸主(大家)負担:経年変化(時間の経過による劣化)および通常損耗(普通に生活していて生じる自然な汚れ・キズ)。例:家具の設置跡、日焼けによる畳や壁紙の変色、電気製品の後部壁面にできる黒ずみ(テレビ焼け)。
  • 借主(入居者)負担:故意・過失、善管注意義務違反による損耗。例:タバコのヤニや臭い、引っ越し作業でつけた目立つ傷、結露を放置して拡大させたカビ、ペットによる柱のキズ。

一人暮らし物件における原状回復費用の相場および退去時費用の相場は、故意の破損がなければルームクリーニング代の3万〜5万円程度で収まるのが標準的です。また、壁紙(クロス)の耐用年数は6年と定められており、6年居住すれば入居者の負担割合は残存価値1円まで減少します。

不当な請求を防ぐための鉄則は、入居当日の室内撮影です。入居前の時点で付いていたキズや汚れをスマートフォンの日付入りカメラで細かく撮影し、管理会社から渡される「入居時現況確認書」に漏れなく記入して控えを残しておきましょう。これだけで、退去時の言った・言わないの水掛け論をほぼ完全に回避できます。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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