吉高由里子が見せる「大人の艶やかさ」の真価——デビュー20年を経て辿り着いた、自然体の色香と表現力
吉高由里子が見せる「大人の艶やかさ」の真価——デビュー20年を経て辿り着いた、自然体の色香と表現力の特集記事をお届けします。専門的な知識がチェックできます。
彼女の原点を語る上で避けて通れないのが、弱冠19歳で主演を務めた『蛇にピアス』だ。裸身を晒し、痛みに身を投じる主人公・ルイを見事に演じ切り、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したセンセーショナルな衝撃。あの作品で示された表現への畏怖なき挑戦心は、今も彼女の根底に流れている。
しかし、現在の彼女が見せる色気は、当時の痛切な透明感とは異なる。酸いも甘いも噛み分けた大人の余裕と、人間の業を受け止める包容力。大胆な役柄を演じ切ってきた度胸が、今の静かな力強さと艶やかさを支えているのだ。