ミスチル「Tomorrow Never Knows」なぜ社会現象に?名曲の真相
ミスチル「Tomorrow Never Knows」なぜ社会現象に?名曲の真相についての疑問解決ガイドをご紹介します。
『Tomorrow never knows』を語る上で欠かせないのが、一度見たら脳裏から離れない圧巻のミュージックビデオ(PV)です。荒れ狂う大海原を見下ろす赤茶色の断崖絶壁の突端で、風に吹かれながら桜井和寿が一人魂を込めて歌い上げる映像は、当時の音楽シーンに強烈なインパクトを与えました。
このロケ地となったのは、オーストラリア・ビクトリア州のポート・キャンベル国立公園周辺に広がるグレートオーシャンロード沿いの海岸線です。南極海からの激しい偏西風と波濤が数千年かけて削り出した、高さ数十メートルの石灰岩の断崖です。
インターネット上では長年「危険すぎるため一部はCG合成ではないか」「スタジオ撮影を組み合わせているのではないか」といった噂が囁かれていましたが、これは完全な誤解です。現場検証記録や制作スタッフの証言によれば、ヘリコプターによる超低空旋回撮影を敢行し、命綱を隠す加工を最小限に施したのみで、正真正銘、桜井本人が突端に立って撮影が行われました。強風で一歩足を踏み外せば命を落としかねない極限状況の緊迫感が、楽曲の持つダイナミズムと孤独感を視覚的に完璧なものへと昇華させました。