実は同じ植物?もみじとかえでの違いとプロが教える決定的な見分け方
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結論から述べると、植物学上「もみじ」という独立した科や属は存在しません。私たちが目にするすべてのモミジは、植物分類学においては「カエデ属(学名:Acer)」に包括されます。
かつて日本の植物図鑑では「カエデ科カエデ属」として分類されていましたが、DNA解析に基づく国際標準であるAPG分類体系への移行により、現在は「ムクロジ科カエデ属」に統合されています。学術的な見地から見れば、イロハモミジもイタヤカエデも、すべて同じカエデ属の兄弟樹木です。
一方で、英語圏の植物学や日常会話においては、これらを明確に分ける概念そのものがありません。北米のサトウカエデも、日本の風情あるイロハモミジも、等しく「maple(メープル)」と総称されます。日本の繊細なモミジ類を海外に紹介する際も「Japanese Maple」と表記されるのが一般的であり、同一の植物群を細かく呼び分ける文化は日本特有の現象です。