大人の手足口病写真と初期症状|重症化の理由と爪が剥がれる経過
大人の手足口病写真と初期症状|重症化の理由と爪が剥がれる経過の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。
小児の手足口病では、発熱も微熱程度で済み、発疹にかゆみや痛みを感じないまま数日で元気に走り回る光景が珍しくありません。ところが大人が感染すると、38〜39度を超える急激な高熱とともに悪寒、全身の関節痛が先行し、その後に凄まじい皮疹の嵐が吹き荒れます。
この大人の手足口病における重症化の背景には、成熟した成人の免疫機構が引き起こす「免疫応答の過剰反応(サイトカインストームに似た強い炎症反応)」が深く関わっています。子どもの未熟な免疫システムはウイルスを適度に受け流しながら抗体を獲得するのに対し、大人の強固な免疫システムは侵入したウイルスを殲滅しようと過剰な攻撃を仕掛けます。その結果、周囲の正常な皮膚組織や神経細胞まで巻き込んで激しい炎症と組織損傷を引き起こし、激痛を生み出すのです。
さらに、ウイルスの型による影響も見逃せません。かつて手足口病の主因であったコクサッキーウイルスA16型(CA16)やエンテロウイルス71型(EV71)に加え、近年猛威を振るっているコクサッキーウイルスA6型(CA6)は、従来株とは異なる臨床像を示します。CA6型は発疹が手足にとどまらず、肘や膝、臀部、顔面にまで広範囲に拡大し、より大きく水疱化しやすい性質を持っています。痛みのピークは発疹出現から2〜4日目に訪れ、この時期は睡眠導入すら困難を極めるケースが一般的です。