韓国語ヨロブンの本当の意味とは?モドゥとの違いや目上への落とし穴
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ネット上の知恵袋や語学コミュニティで定期的に紛糾するのが、「会社の役員や先輩がいる場でヨロブンと言って怒られた」という失敗談です。「日本語の『皆さん』は社長の前でも使えるのだから、ヨロブンも問題ないはずだ」という思い込みこそが最大の罠といえます。
韓国の国立国語院の指針および言語社会的な規範において、目上の人に使えない理由は明白です。韓国社会における敬語体系は「絶対敬語」の色彩が濃く、自分より社会的地位や年齢が上位の人物に対して、対等または不特定多数の群衆として一括りに呼びかける行為そのものが無礼にあたると判断されます。「분(方)」という敬称要素が入っているとはいえ、それは聞き手全般に対する一般的なポライトネスに過ぎず、特定の上位者への個別的な最上級の敬意(존댓말)を満たしていません。
大学の講義で教授が学生たちに向かって「ヨロブン」と呼ぶことは完全に自然ですが、学生が教授陣に対して「ヨロブン」と呼びかけることは許されません。企業のプレゼンテーションでも、取引先の重役や自社の上司が同席している場では、単に「ヨロブン」と発声を切り出すのではなく、「役員各位ならびにご来賓の皆様」といった多層的な敬語表現を選択するのが社会人の常識です。