ぶん回し歩行の原因とメカニズム|片麻痺リハビリと装具の最新改善法
ぶん回し歩行の原因とメカニズム|片麻痺リハビリと装具の最新改善法にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
ネット上の情報や独学のトレーニングにおいて、最も危険な誤解が「装具を使うと足の筋肉が怠けて衰える」という言説です。
装具を早期に外そうとして無理に素足や柔らかいスニーカーだけで歩こうとすると、足先を引っ掛けないために骨盤を過剰に持ち上げる「ぶん回し」の癖が脳に強く刷り込まれます。さらに、かかとから接地できずに足先やつま先外側から着地するため、足首の靭帯損傷や膝の過伸展(反張膝:はんちょうひざ)を引き起こす原因になります。
短下肢装具(AFO: Ankle Foot Orthosis)は、歩行を制限するギプスではなく、正しい重心移動と踵接地(ヒールストライク)を再現するための「学習補助具」です。適切な角度調整が施された装具を装着して歩くことで、脳は「足を前にスムーズに振り出せる感覚」を正しく再学習できます。装具の脱着や調整は、自己判断ではなく担当の理学療法士や義肢装具士と綿密に相談して決めるのが鉄則です。