主体的とは何か?自主的との決定的な違いや自己Prで評価される実践法
主体的とは何か?自主的との決定的な違いや自己Prで評価される実践法について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。
近年、教育現場と産業界の双方が「主体性」の獲得を最優先課題として掲げています。その筆頭が、文部科学省が学習指導要領において強力に推進する「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」です。文科省の指針では、単に知識を暗記する受動的学習から脱却し、「学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成や社会の課題解決に向けて自ら粘り強く取り組む態度」の育成が評価基準として明記されています。
この教育改革の背景には、産業界からの強い要請があります。日本経済団体連合会(経団連)が実施する採用選考に関する各種調査において、企業が新卒採用・中途採用で「最も重視する要素」として「主体性」は常にトップクラスに君臨し続けています。定型業務の自動化やAIツールの実用化が急速に進んだ結果、「言われたことを正確にこなす人材」の付加価値は大きく低下しました。
あらかじめ用意された正解が存在しない不確実な環境下において、組織が求めているのは「自ら問題を発見し、仮説を立て、他者を巻き込みながら解決策を実行できる人材」です。主体的態度の評価基準は、単に元気が良いことや発言数が多いことではなく、「状況を打破するための自律的な意思決定ができるか否か」へと完全に移行しています。