アブに刺された!激痛と腫れが引かない理由&絶対知るべき応急処置法
アブに刺された!激痛と腫れが引かない理由&絶対知るべき応急処置法の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
「たかが虫刺されだから」と放置した結果、深刻な事態に発展する事例が後を絶ちません。アウトドア掲示板やSNS上でも、「刺されたすねが象の足のようにパンパンに腫れて歩行困難になった」「痒くて掻きむしったら翌日黄色い膿が出て激痛になった」といった生々しい被害報告が数多く寄せられています。
ネット上のリアルな被害報告と悪化パターン
ある渓流釣り愛好家(40代男性)は、アブにふくらはぎを咬まれた後、市販の清涼系痒み止めを塗っただけで飲酒。その夜から激しい患部の熱感とズキズキとした拍動性の痛みに襲われ、翌朝には足首まで腫れ上がって靴が入らなくなりました。皮膚科を受診したところ、掻き壊しによる二次感染から「蜂窩織炎(皮下組織の細菌感染症)」を発症しており、抗生物質の点滴治療を余儀なくされたといいます。
病院は何科を受診すべきか?
アブに刺された場合、受診すべき基本の診療科は「皮膚科」です。皮膚科では、市販薬より一段強力な「ベリーストロング」や「最強(デルモベート等)」の医療用ステロイド軟膏が処方されるほか、強い痒みを抑える抗アレルギー内服薬や、感染を防ぐ抗生物質が処方されます。
ただし、以下のような兆候が現れた場合は、皮膚科ではなく「内科・救命救急科」へ直行してください:
- 刺されて数十分以内に、息苦しさや喉の詰まり感、喘鳴(ゼーゼーする音)が出た
- 顔面や唇の腫れ、全身に広がる激しい蕁麻疹が出現した
- 冷や汗、立ちくらみ、嘔吐、意識の低下など血圧低下の兆候がある
刺された跡が「しこり」になって残ってしまった場合の治し方
アブに刺された後、赤みが引いても皮膚の下にコリコリとした硬い豆のようなしこりが残り、数ヶ月にわたって強い痒みがぶり返すことがあります。これは医学的に「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」と呼ばれる病態です。過剰なアレルギー反応と掻破(ポリポリ掻くこと)刺激によって皮膚組織が線維化し、肥厚してしまった状態です。
しこりになってしまった場合、一般的な市販薬で完治させるのは困難です。皮膚科で非常に強力なステロイド軟膏の単純塗布、あるいはステロイド含有テープ剤(ドレニゾンテープ等)の密封療法、重症例ではステロイド局所注射を行うことで、しこりと痒みを鎮静化させていきます。