Stap細胞のアメリカ特許の真相とハーバード大の動向を徹底検証
今注目を集めている Stap細胞のアメリカ特許の真相とハーバード大の動向を徹底検証について、詳しいまとめをご紹介しています。
STAP細胞をめぐる国際特許出願(PCT出願)は、もともと理化学研究所、米国のブリガム・アンド・ウィメンズ病院(ハーバード大学医学部の主要教育病院)、および東京女子医科大学の共同出願としてスタートしました。発明者欄には小保方晴子氏、若山照彦氏、笹井芳樹氏(故人)、そしてチャールズ・バカンティ教授らの名前が連なっていました。
しかし、2014年7月に英科学誌ネイチャーの論文が撤回されたことを受け、共同出願人たちの足並みは大きく乱れました。日本国内では理研の調査委員会によって研究不正(画像の捏造・改ざん)が認定され、その後の厳密な検証実験でもSTAP現象の再現に失敗。これにより、理研側は巨額の特許維持費・審査請求費用を投じる意義を失い、知的財産権の承継手続きから撤退、持分を放棄する道を選びました。
一方、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(BWH)およびバカンティ教授側は、巨額の出願費用をかけて米国での審査手続きを維持しました。米国の特許実務では、親出願が拒絶されても継続出願(Continuation Application)や分割出願を繰り返すことで、審査官と粘り強く交渉し、認められる部分だけを切り取って特許化を目指す手法が日常的に取られます。これが「ハーバード大学が特許を取得した」という誤解のカラクリです。