独自調査:ミロクコミュニティ救世神教の実態と手かざし療法の謎

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すべての教理の根底にあるのは、岡田茂吉が掲げた「地上天国建設運動」という壮大なビジョンだ。病苦、貧困、争いのない理想郷を地上に再現するという構想は、半世紀以上の時を超えてなお、コミュニティの精神的な主軸として機能している。美術品収集への情熱で知られた創始者の美学は、箱根や熱海にあるMOA美術館のような施設にも象徴的に現れており、美を通じた精神の浄化という独特のドクトリンを形作ってきた。

コミュニティ内部では、この「地上天国」の概念が極めて具現化された形で捉えられている。日々の清掃活動や花を生ける行為、あるいは美しい環境を整える営み自体が、宗教的な修行と同等の価値を持つと教えられる。だが、こうした理想主義的なスローガンが、ときに個人の生活や財産を組織のために差し出す口実として使われてこなかったかという疑念も、外部からは根強く投げかけられている。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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