アミスター20フロアブル徹底検証!プロが選ぶ理由と薬害の真相

アミスター20フロアブル徹底検証!プロが選ぶ理由と薬害の真相の特集記事を解説します。役立つ情報が満載です。

優れた効能を持つアミスター20フロアブルですが、作用機作の集中性ゆえに耐性菌が出現しやすい薬剤グループ(FRACコード11:QoI殺菌剤)に分類されます。病原菌の遺伝子(チトクロームb遺伝子)における特定のアミノ酸置換(G143A変異など)が起きると、薬剤の結合力が著しく低下し、単一の変異で完全な耐性を獲得してしまう特性があります。

過去にはキュウリのうどんこ病や炭疽病において、連用過多による劇的な効果低下(耐性菌の蔓延)が全国各地で問題視されました。この教訓から、メーカーであるシンジェンタおよび公的防除機関は厳密なローテーション防除の遵守を強く呼びかけています。

同一圃場においてアミスター20フロアブルを散布する場合、年間総使用回数の上限(作物により2〜3回以内)に達する前であっても、連続散布(連用)は原則2回まで、理想的には1回ごとに異なる作用機作の薬剤を挟む設計が求められます。例えば、以下のようなFRACコードの分散が模範的なローテーションです。

  • 第1防除:アミスター20フロアブル(FRACコード11:呼吸阻害)
  • 第2防除:ダコニール1000等の有機塩素系(FRACコードM05:多作用点接触型保護殺菌剤)
  • 第3防除:ペンチオピラド等のSDHI剤(FRACコード7:コハク酸脱水素酵素阻害)

多作用点接触型の保護殺菌剤(FRACコードM群)を組み込むことで、万が一発生した薬剤感受性低下個体を物理的・多角的に叩き潰し、地域全体の耐性菌密度を抑制することが可能になります。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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