トロッコ問題で1人を犠牲にする人はサイコパスか?最新研究が暴く真実

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fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いたトロッコジレンマの脳科学研究では、判断を下す際に活性化する脳部位の違いが克明に記録されています。

歩道橋から誰かを突き落とすような直接的加害を想像するとき、感情処理を司る「扁桃体」や「腹内側前頭前皮質(VMPFC)」が激しく反応し、本能的なブレーキをかけます。一方で、数字上の利害得失を客観的に比較・計算するときには、認知制御を司る「背外側前頭前皮質(DLPFC)」が働きます。

健常者が「5人を救うために1人を突き落とす」という選択をする場合、激しい情動的ブレーキを認知制御の力で克服し、「感情的には苦痛だが、結果として5人が生き残るほうが望ましい」という苦渋の決断を下しています。これに対し、真のサイコパス(反社会性パーソナリティ)は、そもそも扁桃体の反応が極めて低く、ためらいそのものが存在しません。

社会におけるサイコパスの割合はおよそ1%とされていますが、功利的な判断を下す集団の大多数は、痛みを理解した上で被害を局限化する決断を下せる「タフな合理主義者」であることが科学的にも裏付けられています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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