相似比とは?面積比2乗の理由から入試の裏ワザまでプロが徹底解説
相似比とは?面積比2乗の理由から入試の裏ワザまでプロが徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。
中学数学の相似な図形において、最初につまずきやすいのが「合同」との境界線です。小学校から親しんできた「合同」は、形も大きさも完全に一致する関係、つまり「裏返したり回転させたりしてピッタリ重ね合わせられる状態」を指します。比率で言えば「1対1」の関係です。
これに対し、数学における「相似」とは、「ある図形を形を変えずに一定の割合で拡大、または縮小した関係」を意味します。コピー機の拡大・縮小機能をイメージすると直感的に捉えやすいでしょう。拡大率が何%であっても、角の大きさは一切変わらず、全体のプロポーションが維持されます。
そして相似比とは、相似な2つの図形において「対応する線分の長さの比」をもっとも簡単な整数比で表した数値を指します。例えば、三角形ABCを2倍に拡大したものが三角形DEFである場合、対応する辺の長さの比はすべて「1:2」となり、このときの相似比が1:2と定義されます。ここで決定的に重要なのは、相似比はあくまで「長さの比」であり、面積や体積の比そのものを指しているわけではないという点です。