小林亜星の知られざる真実|名曲と裁判、伝説の巨星が遺した功績
小林亜星の知られざる真実|名曲と裁判、伝説の巨星が遺した功績を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを分かりやすく展開します。
小林亜星(こばやし あせい)は1932年(昭和7年)8月11日、東京府東京市(現・東京都杉並区)に生まれました。幼少期から音楽への高い感受性を示していたものの、進学した慶應義塾大学では経済学部を選択。一見すると音楽とは無縁の道に見えますが、在学中も音楽への情熱が冷めることはなく、名作曲家・服部正に師事してクラシックの作曲・対位法・和声学を徹底的に学びました。
大学卒業後、実社会での経験を経て本格的に音楽の世界へ飛び込んだ小林亜星が頭角を現したのが、当時まだ黎明期にあった民間放送のテレビ・ラジオCM音楽の世界でした。1961年に手掛けたレナウンのCMソング「ワンサカ娘」は、軽快なリズムとキャッチーなフレーズで日本中に衝撃を与え、商業音楽の概念そのものを刷新します。
15秒から30秒という極めて短い制限時間の中で、視聴者の耳を奪い、企業や商品のイメージを焼き付ける――。その高度な職人芸を確立した小林亜星の経歴は、日本の高度経済成長期におけるマスメディアの発展と完全に軌を一にしていました。その後、CM音楽にとどまらず、歌謡界やアニメーション界へとその才能を一気に開花させていくことになります。