オクラの花は絶品で食べられる?落ちる原因と実がつかない真相・育て方

オクラの花は絶品で食べられる?落ちる原因と実がつかない真相・育て方について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。

オクラの花を語る上で避けて通れないのが、一般野菜のオクラ(実オクラ)と、花を食べるために品種改良された「花オクラ(別名:トロロアオイ / 黄蜀葵)」の混同問題です。園芸店やネット通販で種や苗を購入する際、この2つを誤解したまま育ててしまい、思わぬ失望を味わうケースが頻発しています。

両者は同じアオイ科に属する近縁種ですが、植物学的な学名も収穫目的も大きく異なります。実オクラの花は直径6〜8cm程度ですが、花オクラの花は直径20〜30cmにも及ぶ圧倒的な大輪を咲かせます。最大の違いは「実が食べられるかどうか」です。花オクラの実は剛毛に覆われて筋が非常に硬く、食用には適しません。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価植物分類・学名実オクラ:Abelmoschus esculentus
花オクラ:Abelmoschus manihot同属別種(アオイ科トロロアオイ属)原産地や基本構造は近いが生理特性が異なる花の直径サイズ実オクラ:約6〜8cm
花オクラ:約20〜30cm一般的な夏野菜の花(3〜5cm)花オクラは手のひらを優に超える巨大輪収穫の主目的実オクラ:未熟な幼果(サヤ)
花オクラ:開花直前の花弁・全開花野菜=果実、花=観賞・副産物実オクラの花を摘むと果実は収穫不能になる実(サヤ)の可食性実オクラ:極めて美味(主食部)
花オクラ:硬毛が多く不食(食用不適)通常品種は開花後3〜5日で収穫「花オクラからオクラの実は採れない」点に要注意食感・粘り強度実オクラ花:上品なぬめり・軽快な歯ごたえ
花オクラ:濃厚な強粘度・肉厚な花弁一般エディブルフラワーは粘りなし花オクラは和紙の糊(ねり)原料としても有名市場流通・苗価格実オクラ苗:100〜200円(種は150円〜)
花オクラ苗:300〜500円(種は希少)夏野菜苗の標準相場:150〜300円花を大量に味わいたいなら花オクラ一択

通常のオクラを栽培している場合、咲いた花を摘み取って食べてしまうと、その節からオクラの実は育ちません。実の収穫を最優先する場合は、株が十分に育って収穫量が増えた盛夏期に、間引きを兼ねて数輪だけ摘み取るか、花弁が自然にしぼんで実から外れ落ちた直後の花弁のみを回収して調理するのが賢明なアプローチです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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