正月の食卓を襲う餅の窒息!生死を分ける緊急救命法と事前対策

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意識がある窒息患者に対する気道異物除去法として、国際的にも確立されている代表的な手法が二つある。一つは背中を強く叩く背部叩打法、そしてもう一つが、米国の医師ヘンリー・ハイムリックによって考案されたハイムリック法(腹部突き上げ法)だ。

背部叩打法を行う際は、患者の後ろに立ち、片手で胸を支えて前傾姿勢を取らせる。もう一方の手のひらの付け根(手掌基部)を使い、左右の肩甲骨の間を力強く、連続して何度も叩きつける。躊躇して弱く叩いても効果はない。肺内の空気を押し出す衝撃を与える感覚で叩くのが肝要だ。

一方、ハイムリック法(腹部突き上げ法)は、立位または座位の患者の背後に回り込み、両腕を抱えるように腹部へ回す。片手で握り拳を作り、その親指側をみぞおちとへその中間に当てる。もう片方の手でその拳を握り、素早く手前上方に向かって強く突き上げる。これにより横隔膜を押し上げ、肺の残気圧で餅を一気に吐き出させる。

ただし、ハイムリック法は内臓を損傷する恐れがあるため、妊婦や乳幼児には絶対に行ってはならない。また、処置によって餅が取れた場合であっても、腹膜や内臓の損傷チェックのため必ず医療機関を受診させる必要がある。実際の動作や手の当て方については、YouTube(東京消防庁公式チャンネル)などで実演動画が公開されているため、事前に視覚的なイメージを頭に叩き込んでおくことが推奨される。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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