国宝・八橋蒔絵螺鈿硯箱の秘密に迫る!尾形光琳が放つ琳派の超絶技巧

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江戸時代中期の元禄から宝永期にかけて活躍した尾形光琳(1658–1716)。京都の裕福な呉服商「雁金屋」の次男として生まれ育った光琳は、贅を尽くした環境で培った卓越した美的感覚を武器に、絵画のみならず工芸の分野でも数多くの名品を世に送り出しました。

数ある尾形光琳の代表作のなかでも、本作は「構図の大胆さ」「異素材の劇的な融合」「古典文学の超絶的な再解釈」という3つの要素が完璧に調和した琳派最高峰デザインとして名高い存在です。光琳が50代前後の最も脂が乗っていた時期に制作されたとみられ、漆黒の漆地に金粉を蒔き詰めた豪奢な金の舞台の上で、立体的な造形美が余すところなく展開されています。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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