なぜすぐ崩れる?内巻きワンカールを一日中キープするプロ直伝の裏ワザ

なぜすぐ崩れる?内巻きワンカールを一日中キープするプロ直伝の裏ワザとはどんな影響があるのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

丁寧にアイロンを通しているにもかかわらず、なぜカールはあっけなく崩れてしまうのか。そこには毛髪科学の基本原則を無視した「良かれと思ってやっているNG習慣」が潜んでいます。

髪の形状記憶は、内部の水素結合の組み換えによって成立します。水素結合は「熱と乾燥によって結合が切れ、冷えて乾く瞬間に新しい形で再結合する」という性質を持っています。つまり、カールアイロンで熱を与えた段階では、髪はまだ「形状が定まっていない不安定な液体」に近い状態にあります。ここで多くの人が犯している最大の過ちが、アイロンを抜いた直後に手ぐしを通したり、鏡の前で仕上がりを確認しようと毛先を指先でいじったりする行為です。熱が完全に抜ける前のわずか3〜5秒間に髪を触ってしまうと、作ろうとしたカールは一瞬で引き伸ばされ、キープ力は半分以下に低下します。

さらに見落とされがちなのが、スタイリング前のベース状態です。「髪を傷めないために」と、水分が残った生乾きの状態でアイロンを当てる行為は最悪の選択肢といえます。アイロンプレートに髪を当てた瞬間に「ジュッ」と水蒸気が上がる現象は、毛髪内部の水分が急激に沸騰・膨張してキューティクルを内側から破壊する「水蒸気爆発」を起こしています。このダメージを負った毛髪は内部のタンパク質が変性し、水分保持のバランスを失うため、外気の湿気を無防備に吸い込んで数時間でカールがだらしなく伸びてしまいます。しっかりと根元から毛先まで完全ドライした状態を作ることこそが、崩れないスタイリングの絶対条件です。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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