将棋倶楽部24の現在と過疎化の真相|ウォーズ比較で見えた猛者の実態

将棋倶楽部24の現在と過疎化の真相|ウォーズ比較で見えた猛者の実態にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

かつて平日・休日を問わず深夜まで熱戦が繰り広げられていた将棋倶楽部24。サーバーが重くなり、アクセス制限がかかるほどの熱気を見せていた2000年代中盤から2010年代前半の全盛期には、夜間のピーク時に同時接続者数5,000人から6,000人超を記録するのが日常風景でした。

しかし、将棋倶楽部24の現在における夜間ピーク時の接続状況を定点観測すると、500人から1,000人前後で推移しています。数字だけを単純比較すれば、全盛期の約6分の1から8分の1にまで減少しており、ネット上で「過疎化が進んだ」と囁かれるのも無理はありません。

この将棋倶楽部24接続人数推移の急落をもたらした直接の引き金は、2012年にサービスを開始した「将棋ウォーズ」の爆発的普及です。10分切れ負け・3分切れ負け・10秒将棋という超早指しフォーマット、ド派手なエフェクト演出、そして日本将棋連盟公認の免状申請システムを備えたウォーズは、将棋ファン全体の裾野を一気にスマートフォンへと移行させました。

長年将棋界を取材する関係者は、この構造変化について次のように述べています。「24が衰退したというより、将棋人口の大多数を占めるカジュアル層やライト層が、手軽なスマホアプリへ大移動した結果です。24に残ったのは、短時間の早指しではなく、1手60秒の深考を好む骨太な指し手ばかり。見かけの過疎化とは裏腹に、対局室の純度はかつてないほど高まっています」。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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