東京の日没時間は何時?急に暗くなる科学的理由と2026年推移データ

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天文学や暦に関する最大の誤解の一つが、「1年で最も昼が短い冬至の日が、日没も一番早く、日の出も一番遅い」という思い込みです。しかし、国立天文台の観測記録が示す厳密な事実として、東京において日の入りが最も早い時期は12月上旬(12月4日〜8日頃)であり、冬至(12月22日前後)ではありません。

なぜこのようなズレが生じるのでしょうか。その背景には、天文学で「均時差(Equation of Time)」と呼ばれる現象が関わっています。

私たちが日常で使用している時計は、1年を通じて1日の長さを過不足なく「均等に24時間」として刻む「平均太陽時」を採用しています。しかし、実際の地球は真円ではなく楕円軌道を描いて太陽を周回しており、公転速度は太陽に近い近日点(1月上旬)付近で速く、遠日点(7月上旬)付近で遅くなります。さらに、地球の自転軸が公転面に対して約23.4度傾いているため、太陽が南中してから翌日南中するまでの「視太陽日」は季節によって24時間より長くなったり短くなったりします。

この「時計の24時間」と「太陽の実際の運行」とのズレ(均時差)が、11月から12月にかけて大きく変動します。この時期は太陽の南中時刻そのものが毎日少しずつ時計の上で遅くなっていくため、日の出・日の入りの双方が全体的に後ろへとスライドします。

その結果、東京の日の入り時刻は12月5日頃に「16時28分」で底を打ち、冬至を迎える頃にはむしろ約4分遅い「16時32分」へと戻っています。反対に、日の出時刻が最も遅くなるのは冬至を越えた1月上旬から中旬(6時51分頃)となります。「昼が最も短い日(冬至)」と「日没が最も早い日(12月上旬)」、「日の出が最も遅い日(1月上旬)」は、それぞれ半月以上も時期がずれているのが自然界の真実です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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