壁紙のカビ取りで擦ると悪化?プロが教える黒カビ除去と変色防止法
壁紙のカビ取りで擦ると悪化?プロが教える黒カビ除去と変色防止法についての疑問解決ガイドをお届けします。
室内でカビが増殖するには「湿度60%以上」「温度20〜30度」「栄養源(ホコリ・皮脂・糊)」「酸素」の4要素が揃う必要がある。とりわけ冬場や梅雨時に猛威を振るう最大の引き金が、部屋の壁カビの主原因となる結露だ。外気で冷やされた窓ガラスや外壁に面した北側の壁は、室内の暖かい水蒸気が触れることで結露水を生み出し、カビにとって格好のオアシスと化す。
さらに見逃せないのが、タンスやベッド、冷蔵庫などを壁に隙間なく密着させて配置しているケースだ。空気の対流が完全に遮断された裏側では、目に見えない形で湿気が滞留し、数カ月で一面が黒カビに覆われる事態も珍しくない。
単なる見た目の問題として壁紙のカビ放置による健康被害を甘く見るのは極めて危険だ。壁に付着したカビは無数の胞子を室内に放出し続ける。これを日常的に吸い込むことで、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎の悪化、さらには夏型過敏性肺炎や気管支喘息といった深刻な呼吸器疾患の引き金になる。特に免疫力の低い小さな子どもや高齢者、ペットがいる家庭では、発見次第速やかに対処するスピード感が求められる。