【プロ直伝】なぜ崩れる?学生帽の描き方と立体感を出す3つのポイント

【プロ直伝】なぜ崩れる?学生帽の描き方と立体感を出す3つのポイントについての最新情報を徹底解説します。

学生帽を描く際に「どうしても不自然になる」と感じる最大の理由は、頭部という立体(球体)に対して帽子をペタッと貼り付けるように平面的に捉えてしまう点にあります。頭蓋骨の丸みを無視して帽子の輪郭だけをいきなり描こうとすると、頭のハチ(側頭部)やつむじの位置と帽子の傾きが噛み合わなくなり、いわゆる「乗っかっているだけ」の浮いた状態に陥ります。

もうひとつの決定的な原因が、「おでこ周りのバンド(腰)」と「つば(バイザー)」のパースの混同です。人間の頭部に対して、帽子が固定されるリング状の接地ライン(ハチ巻きライン)は斜め後ろから前へとやや傾斜しています。さらにつばは、そのリングに対して水平ではなく前下がりにおよそ15度〜30度傾いて突き出ています。この2つの異なる傾斜を1本の線でまとめて描こうとすることが、違和感の最大の元凶です。

帽子イラストを簡単に仕上げようとするあまり、円筒形や台形を頭に乗せるだけのアタリで済ませてしまうと、斜め顔や煽り構図になった瞬間に破綻が顕在化します。構造のパーツ分解と角度の差異を把握することが、破綻を脱する第一歩となります。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest