土俵を沸かせる若隆景と兄弟の絆!名門の秘話から最新番付まで
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大相撲の歴史を紐解いても、これほど個性が際立った三兄弟が同時に土俵を湧かせた例は極めて珍しい。大波三兄弟の長男である若隆元 渡(わかたかもと わたる)は、弟たちの躍進を温かい眼差しで支えつつ、自らも愚直に泥臭い相撲を磨き続けてきた頼れる長兄だ。その背中を見て育った弟たちもまた、それぞれ独自のスタイルを確立していった。
次男の若元春 港(わかもとはる みなと)は、左四つからの強烈な寄り切りと懐の深さを武器に、関脇の地位を確固たるものとした。土俵上での堂々たる立ち振る舞いと、インタビューで見せる柔和な語り口のギャップもファンの心を掴んで離さない。そして三男の若隆景 渥(わかたかかげ あつし)は、鋭い立ち合いと低いおっつけ、俊敏な攻めフットワークで幕内最高優勝を果たした経験を持つ、まさに三兄弟の牽引役である。
三者三様の取り口でありながら、共通しているのは「下半身の強さと攻めの姿勢」だ。若隆景 渥が見せる弾丸のような立ち合いと、若元春 港が繰り出すいなしや上手投げ。土俵狭しと動き回る彼らの取り口は、毎場所観客を大いに沸かせている。