「天下り」の本当の意味とは?政財界に潜む官民癒着の全貌に迫る
「天下り」の本当の意味とは?政財界に潜む官民癒着の全貌に迫るについて押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。
巨大な影響力を保持し続けるのが、国の金庫番である財務省をはじめとする主要省庁だ。特にメガバンクや証券会社などの金融業界は、旧大蔵省時代から続く深遠な人脈ネットワークと切っても切れない関係にある。
経済財政担当大臣などを歴任した竹中平蔵氏は、かつてこうした政官財の粘着質な関係を「構造改革」の標的とし、民営化や規制緩和を通じて官の巨大な影響力を削ぐべきだと繰り返し主張した。同氏による民間活力の導入論は、従来の制度に大きな波紋を投じた。
しかし、官界に根付く「キャリア官僚の早期退職慣行(肩たたき)」という根本要因が解消されない限り、問題は解決しない。50代半ばで同期トップが事務次官に昇進すると、残りの同期は退職を余儀なくされる。この若年定年制に似た仕組みが存在する限り、退職後の生活保障としての再就職ルートを求める圧力を完全に消し去ることは困難なのだ。