神木隆之介も唸る『虹を結んで空のリボン』制作裏話と結末の行方

神木隆之介も唸る『虹を結んで空のリボン』制作裏話と結末の行方の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

主人公の心の揺らぎを表現する存在として、白羽の矢が立ったのは神木隆之介だ。声優としても天賦の才を発揮してきた彼が、今回の脚本を読んだ直後に「これまでに演じたどの役とも違う孤独がある」と漏らしたという証言は示唆に富む。少年の無垢さと、取り返しのつかない喪失感を併せ持つ難役に対し、神木は自身のパブリックイメージを覆すような低く濁った声音すら試みているという。

さらに耳目を集めるのが音楽だ。これまで数々の名シーンを彩ってきたRADWIMPSが、今作ではストリングスとエレクトロニクスを解体・再構築するようなアプローチを仕掛けている。野田洋次郎が紡ぐ旋律は、従来のキャッチーなサビを排し、登場人物たちの鼓動や風の音と同化していくような実験的な構成だ。映像と音がぶつかり合い、溶け合う瞬間のカタルシスは、劇場でしか味わえない次元に達している。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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