「愛ですよナナチ」ボンドルドの狂気と真の愛を徹底解明【アビス考察】
「愛ですよナナチ」ボンドルドの狂気と真の愛を徹底解明【アビス考察】を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
この象徴的な台詞が登場するのは、原作コミックス第5巻(第36話)および劇場版アニメ『メイドインアビス 深き魂の黎明』のクライマックス直前の攻防です。主人公のリコ、レグ、そしてかつてボンドルドの実験室から逃亡したナナチが、深界六層への不可逆な降下を目指して前線基地(イドフロント)へ突入した緊迫の場面で発せられました。
ナナチはかつて親友ミーティとともに昇格負荷(アビスの呪い)の二重実験にかけられ、ミーティの犠牲によって自らは「祝福」を受け、獣のような成れ果ての姿となりました。ナナチにとってボンドルドは、掛け替えのない友を異形へ変貌させ、命を弄んだ不倶戴天の仇敵です。
しかし、再会したボンドルドは敵意や悪意を一切見せることなく、「おやおやまあまあ」といつもの紳士的なトーンを崩しません。そして、なぜ自分が過酷な実験を成し遂げられたのか、なぜナナチが祝福を得られたのかを問われた際、一切の淀みなく言い放ったのが「愛です、愛ですよナナチ」という言葉でした。
担当声優の森川智之氏による、慈愛に満ち溢れながらも温度を一切感じさせない圧巻の演技は、視聴者に「対話が成立しているのに心が一切通じない恐怖」をまざまざと見せつけ、アニメ史に残る名シーンとして語り継がれています。