パテドカンパーニュの食べ方決定版|温めるか常温かプロ直伝の嗜み方
パテドカンパーニュの食べ方決定版|温めるか常温かプロ直伝の嗜み方に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。
ブロックや厚切りで購入した際、美しく切り分けられるかどうかで食感と見栄えが劇的に変わります。「パテドカンパーニュの切り方」には、シャルキュトリの現場で実践されている明確なルールがあります。
切り分ける際の黄金比率は、厚さ1.2〜1.5cmです。薄すぎると粗挽き肉のつなぎが崩れてボロボロになりやすく、何より口に入れたときの噛み応えとジュワッと広がる肉汁の存在感が薄れてしまいます。逆に2cm以上と厚すぎると、一切れのボリュームが重くなりすぎてしまい、後半に脂もたれを感じる原因になります。肉の繊維感と口どけのバランスが最も美しく調和するのが、この1.2〜1.5cmという厚みなのです。
美しく均一にスライスするための実践手順は以下の通りです。
- 切る直前まで冷蔵庫で冷やしておく:常温に戻すと脂が緩んで包丁にまとわりつき、断面が崩れます。「冷たい状態で切り、切った後に室温で戻す」のが鉄則です。
- 包丁をお湯で温めて水気を拭く:刃先を熱湯に数秒くぐらせるか温タオルで温め、刃の表面温度を少し上げておくことで、刃がパテの脂をすっと溶かしながら抵抗なく滑り込みます。
- ノコギリのように往復させず、手前にスッと一気に引く:刃を前後にギコギコ動かすと断面が毛羽立ち、レバーや背脂がちぎれてしまいます。刃元から刃先にかけて一度のストロークで引き切るのがポイントです。1回切るごとに包丁についた脂をペーパーで拭い、再度温めることでプロ顔負けの鋭い断面が完成します。