小室哲哉の著作権は現在どうなった?5億円事件の真相と印税の行方

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時計の針を巻き戻すと、日本中を震撼させた事件の発端は2006年8月に遡ります。当時、巨額の負債や前妻への高額な慰謝料支払いに追われていた小室氏は、自身が手掛けた楽曲806曲の著作権を、兵庫県内の個人投資家に10億円で売却する契約を締結。その内金として5億円を受け取りました。

しかし前述の通り、楽曲の著作財産権はすでにレコード会社や出版社に帰属しており、小室氏の一存で権利を動かすことは法的に不可能でした。いわゆる「著作権の二重譲渡」状態に陥ったことで話は決裂。2008年11月、大阪地検特捜部は小室氏らを詐欺容疑で逮捕する事態へと発展しました。全盛期には「月収20億円以上、総資産100億円超」と報じられた天才プロデューサーの転落劇として、連日ワイドショーを独占したのは記憶に新しいところです。

2009年5月、大阪地方裁判所で言い渡されたのは懲役3年、執行猶予5年の判決でした。実刑判決を免れた最大の判決理由として、裁判長は「被害金額は極めて巨額であり刑事責任は重いが、被害者に対して全額弁済がなされ、被害者自身が宥恕(寛大な処分を求めること)の意を示していること」、そして「音楽家としての更生を社会が望んでいること」を明記しました。この窮地を救ったのが、長年苦楽を共にしてきた盟友の存在でした。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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