映画『怒り』真犯人の正体は?信じた男の衝撃ラストと伏線を徹底解説
映画『怒り』真犯人の正体は?信じた男の衝撃ラストと伏線を徹底解説について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。
メガホンをとった李相日監督と、原作の吉田修一によるタッグは、映画『悪人』での成功を経てさらに研ぎ澄まされた。彼らが張り巡らせた演出上の伏線は、初見では決して全てを見抜くことができないほど緻密だ。
例えば、指名手配写真として提示される山神のモンタージュ画像。左右非対称の目元やホクロの位置などは、田代、直人、田中の3人全員に絶妙に合致するよう視覚的トリックが施されている。さらに、田中の部屋の散らかり様や、彼が時折見せる一瞬の冷徹な目つき、爪を噛む癖など、後に凶暴性が露わになる瞬間への予兆が幾重にも重ねられていた。編集のテンポと3つの舞台のカットバックは見事というほかなく、見る者の心理的盲点を巧みに突いていく。