ワールドカップ歴代テーマソング総覧!熱狂を生む名曲と知られざる舞台裏
ワールドカップ歴代テーマソング総覧!熱狂を生む名曲と知られざる舞台裏を詳しくリサーチ! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。
FIFAワールドカップ公式ソング歴代のなかで、名実ともに世界規模のマスターピースとして君臨しているのが、シャキーラが歌った2010年南アフリカ大会の「Waka Waka (This Time for Africa)」です。YouTubeの再生回数は現在までに驚異の38億回超を記録。南アフリカのカメルーン民謡「ザンガラワ」をサンプリングした高揚感あふれるビートと、スタジアム中の観客が真似できるシンプルかつ祝祭感に満ちたダンスは、アフリカ大陸初開催の高揚感を見事に結晶化させました。
「Waka Waka」の成功の背景には、単なるポップスターの起用にとどまらず、地元アフリカのバンド「フレッシュリーグランド」を全面的にフィーチャーしたことがあります。多国籍のルーツを融合させ、文化的な敬意を払ったアプローチは、その後のFIFA公式アンセム制作における黄金フォーマットとなりました。
また、決して忘れてはならないのが、世界中のサッカーファンがイントロの数秒で鳥肌を立てる「FIFAアンセム」の存在です。ドイツの作曲家フランツ・ランベルトが手掛け、1994年アメリカ大会から公式採用されているこのインストゥルメンタル曲は、選手入場時に厳かに鳴り響く聖歌としての地位を確立しています。クラシックの重厚なストリングスと力強いブラスセクションが織りなす旋律は、数多のポップソングが移り変わるなかにあっても、サッカーという競技が持つ崇高なドラマ性を不変の気高さで支え続けています。