Wifiの2.4Ghzと5Ghzの違いは?速度低下を防ぐ選び方

Wifiの2.4Ghzと5Ghzの違いは?速度低下を防ぐ選び方の真相について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

多くの家庭で発生する「突然通信が切断される」「夜間になると読み込み中アイコンが回り続ける」という問題には、明確な物理的原因が存在します。主要因の筆頭に挙げられるのが、電子レンジによる電波干渉です。

電子レンジは、食品に含まれる水分をマイクロ波で振動させて加熱する仕組みを持っています。この加熱に用いられる電波の周波数はまさに約2.45GHzであり、Wi-Fiの2.4GHz帯と完全に被っています。出力数百ワットという強力なマイクロ波が庫内からわずかに漏れ出すだけで、数ミリワット出力で通信しているルーターの微弱な電波は一瞬でかき消されてしまいます。さらに、Bluetoothヘッドホンやコードレス電話、ワイヤレスマウスも2.4GHz帯をシェアしているため、密集した室内環境では常に衝突が起きている状態です。

一方、5GHz帯で頻発するのが壁や障害物による電波減衰の真相です。通信エンジニアの実測調査によると、電波が障害物を通過する際の減衰率は素材によって大きく異なります。

  • 石膏ボード・木製ドア:電波の減衰は数dB程度に留まり、5GHzでも比較的通過しやすい。
  • 鉄筋コンクリート壁・金属製建具:電波を強く反射・吸収し、5GHz帯の強度は70%〜90%以上遮断される。
  • 水回り(浴室・キッチン・大型水槽):水分子はマイクロ波を猛烈に吸収するため、浴室越しに電波を飛ばすと著しい速度低下を招く。

「ルーターがあるリビングでは爆速なのに、寝室に入ってドアを閉めた瞬間にアンテナピクトが1本になる」という現象は、5GHz帯の直進性と遮蔽物によるエネルギー減衰がそのまま数字に表れた結果です。WiFiが突然途切れる原因と対策を講じる場合、まずは電子レンジを動かしたときに切れるのか、特定の部屋に移動したときに切れるのかを切り分けることが解決への最短ルートとなります。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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