眼科の赤緑検査はどっちが正解?見え方の違いと過矯正を防ぐ判定基準
眼科の赤緑検査はどっちが正解?見え方の違いと過矯正を防ぐ判定基準について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
視力測定の現場で多くの人が抱く「眼科の赤と緑、どっちが正解なのか」という疑問に対する明確な答えは、「どちらが正解という概念自体が存在しない」ということです。この検査の正式名称は「レッドグリーンテスト(二色テスト/デュオクロームテスト)」と呼ばれ、正答率を競うものではなく、レンズの度数が強すぎるのか弱すぎるのかを正確に測るために実施されます。
検査機器を覗いた際、あるいはプロジェクターのスクリーンに映し出された記号の見え方によって、眼の状態は次の3パターンに分類されます。
1つ目は、赤が濃く見えるケースです。この場合、光の焦点が網膜の手前で結ばれており、光学的には「近視状態(あるいは近視の矯正レンズの度数がまだ足りていない低矯正状態)」であることを示します。
2つ目は、緑が濃く見えるケースです。この状態は光の焦点が網膜の後ろ側に抜けてしまっており、「遠視状態(近視用メガネやコンタクトの度数が強すぎる過矯正状態)」を意味します。
3つ目は、赤と緑が同じに見える、または「ほぼ同等に見える」ケースです。これは眼の網膜が赤と緑の焦点のちょうど中央に位置しており、光学的にピントが最も無理なく合っている「完全矯正」の状態を指します。
「緑が見えたほうが視力が良いはずだ」と思い込み、赤がはっきり見えているにもかかわらず「緑のほうが濃い」と答えてしまうと、検査員は「度数が強すぎる」と誤認して度数を下げたり、逆に合っていない過剰な度数で処方箋を切ってしまったりする原因になります。感じたままのコントラストをありのままに伝えることこそが、唯一の正しい受検方法です。