ブラボーとは?長友佑都の熱狂から男女別の使い分けまで徹底解剖
ブラボーとは?長友佑都の熱狂から男女別の使い分けまで徹底解剖についての真相をご紹介します。
日本で使われる外来語としてのブラボーは、「素晴らしい」「よくやった」という最大級の賛美を表す感嘆詞として広く認知されています。しかし、その語源であるイタリア語の「bravo(ブラーヴォ)」を紐解くと、単なる賛美にとどまらない重層的な歴史が見えてきます。
言語学的な定説によれば、イタリア語のbravoはラテン語の「barbarus(野蛮な、荒々しい)」、あるいは中世ラテン語の「bravus(獰猛な、勇敢な)」に由来するとされています。16世紀から17世紀のルネサンス期からバロック期にかけてのイタリアでは、領主や貴族に雇われた「屈強な用心棒・刺客」を指す名詞としても使われていました。イタリア文学の最高峰とされるアレッサンドロ・マンゾーニの歴史小説『いいなづけ(I promessi sposi)』にも、権力者の手先として暗躍する「bravi(ブラーヴィ)」が登場します。
それが時代を経るにつれて、「危険を恐れぬ猛者」から「困難な課題を巧みにやり遂げる器用な人物」「卓越した技術を持つ有能な人間」へと意味の純化が進みました。劇場文化が花開いた近代以降、観客が卓越した技量を披露したオペラ歌手や舞台俳優に対して「見事だ!」「達者だ!」と畏敬の念を込めて叫ぶ習慣が定着し、世界共通の喝采表現へと昇華したのです。