新解釈三國志の評価二極化!つまらない理由と興収40億の真実

今注目を集めている 新解釈三國志の評価二極化!つまらない理由と興収40億の真実について、主要な情報をご紹介しています。

本作の真骨頂であり、最も賛否を分けたのが、福田監督の手によって再構築された新解釈三國志 キャスト相関図と、従来の史実や『三国志演義』から大胆に逸脱した人物描写です。西田敏行演じる歴史学者・蘇我宗光が「新解釈講義」を行う枠組みを借りて、数々の歴史的偉人たちがユーモラスに解体されていきます。

まず、物語の中心となる蜀の主君・劉備を演じた大泉洋は、仁徳に満ちた名君像を完全にかなぐり捨てています。「戦なんて行きたくない」「寒いから帰りたい」と駄々をこね、義兄弟の杯を交わした関羽(橋本さとし)や張飛(高橋努)に宥めすかされて渋々戦場へ向かう情けない男として描かれました。制作発表や舞台挨拶で大泉洋本人が「福田監督から『とにかく一切格好良く演じないでほしい』と指示された」と明かした通り、愚痴とボヤキを武器にする大泉洋のパブリックイメージを極限まで投影した役作りとなっています。

さらに衝撃的だったのが、希代の天才軍師である諸葛孔明のキャラクター造形です。演じるムロツヨシの持ち味である軽薄さと飄々としたアドリブが全開となり、実は軍略の知識など持ち合わせておらず、妻である黄夫人(橋本環奈)の知恵をそのまま自分の手柄として横流ししていたという前代未聞の解釈が施されました。橋本環奈演じる黄夫人が裏で孔明を顎で使う鬼嫁軍師として君臨する構図は、笑いを生むと同時に、正統派ファンを最も絶句させた新解釈三国志 史実との違い 解説における最大のハイライトです。

他陣営のキャスト配置も福田組ならではの遊び心に溢れています。魏の英雄・曹操を演じた小栗旬は圧倒的なカリスマ性と好色なチャラ男ぶりを同居させ、呉の周瑜(賀来賢人)と妻の小喬(山本美月)はバカ夫婦としてデフォルメされました。さらに、天下無双の美女・貂蝉を渡辺直美が演じ、豪快なダンスで董卓(佐藤二朗)と呂布(城田優)を骨抜きにする怪演を披露するなど、全編にわたって「威厳ある歴史絵巻の徹底的なパロディ化」が貫かれています。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest