なぜ赤なのか?「真っ赤な嘘」の語源と意外な真相を徹底解説
なぜ赤なのか?「真っ赤な嘘」の語源と意外な真相を徹底解説の詳細について、最新情報を詳しくお届けします。
国際的なコミュニケーションの現場で注意したいのが、英語圏で「a red lie」と言っても全く通じないという点です。英語の「red」は共産主義(Red Scare)や危険、激しい怒り(see red)、あるいは財政破綻(in the red=赤字)などを象徴する色であり、嘘と結びつく文化的文脈を持ちません。
英語で「真っ赤な嘘」に相当するニュアンスを正確に伝えるには、以下の表現を用います。
- outright lie:完全な嘘、まるっきりの出鱈目。公然と事実をねじ曲げた発言に対して最も一般的に使われます。
- barefaced lie / bold-faced lie:あからさまな嘘、恥知らずな嘘。「厚かましい顔で平然とつく嘘」を指し、日本語の「白々しい嘘」と「真っ赤な嘘」の中間に位置する痛烈な批判表現です。
- flat-out lie:きっぱりとした嘘、完全な虚偽。弁解の余地が一切ないことを強調する口語表現です。
- pack of lies:嘘八百。発言の最初から最後まで嘘で塗り固められている状態を指します。
欧米では「色」で嘘を表す場合、相手を傷つけないための善意の嘘を「white lie(白い嘘)」、悪意に満ちた破滅的な嘘を「black lie(黒い嘘)」と呼ぶ明暗の二元論が基本となります。色そのものに道徳的意味を持たせる西洋と、「明白さ」という状態を語源から引き継いだ日本の「赤」の対比は、比較文化論の視点からも極めて示唆に富んでいます。