ピンクの補色は緑だけじゃない?色相環の真実と失敗しない配色術

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色彩の基本となる色相環(カラーホイール)において、向かい合う位置にある色同士を「補色(反対色)」と呼びます。ピンクの補色を考える際に多くの人がつまずく原因は、ピンクという色が独立した単一の波長ではなく、「赤」や「マゼンタ(赤紫)」に白を混ぜた派生色である点にあります。

絵の具や印刷物で用いられる減法混色(CMYK)の基準では、マゼンタの補色はシアンとイエローの混色である「緑(グリーン)」です。そのため、青みの強いフューシャピンクやマゼンタ系のピンクに対しては、純粋な緑が正確な補色となります。

一方で、光の三原色(RGB)や一般的なPCCS色相環において、純粋な赤に白を混ぜたライトレッド系のピンクの場合、その反対側に位置するのは「シアン(青緑)」や「ターコイズ」です。さらに黄みを含んだコーラルピンクやサーモンピンクであれば、補色は「ブルーグリーン(水色〜浅葱色)」へとシフトします。つまり、「どのピンクをベースにするか」によって、対応する補色は緑から青緑まで大きく異なるのが色彩理論の真実です。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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