Alsになりやすい人の特徴とは?発症リスク要因と初期症状の見分け方を解説
Alsになりやすい人の特徴とは?発症リスク要因と初期症状の見分け方を解説について徹底解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。
インターネットのQ&Aサイト(Yahoo!知恵袋など)やSNSで圧倒的に多く見られるのが、「腕や太もも、まぶたの筋肉がピクピク波打つ。ALSではないかと怖くて眠れない」という切実な相談です。いわゆる「ALS不安症(心気症的傾向)」に陥り、検索魔になって日常生活に支障をきたす人が急増しています。
しかし、神経内科専門医の臨床現場における見解は極めて明快です。筋肉のピクつき(線維束性収縮:Fasciculation)単独でALSと診断されることはまずありません。
健康な人でも、睡眠不足、過労、カフェインの過剰摂取、強い精神的ストレス、電解質異常(マグネシウムやカリウム不足)などによって、全身の筋肉がピクつく現象が頻繁に起こります。これは「良性線維束性収縮症候群(BFS)」と呼ばれ、病気ではなく一時的な神経の興奮による生理的現象です。
当事者の闘病記や手記、特番インタビューなどで語られる発症初期の実態を精査すると、最初の兆候は「ピクつき」ではなく、明らかな「動作の不能・脱力」から始まっています。
- 「利き手の人差し指と親指に力が入らず、ペットボトルのキャップが開けられなくなった」
- 「字を書くときにペンを握り続けられず、箸を落とすようになった」
- 「平坦な道で何もないところでつまずき、スリッパが脱げてしまう」
- 「家族から『最近、お酒を飲んでいるようにろれつが回っていない』と指摘された」
ALSに伴うピクつきは、運動神経が死滅していく過程で「すでに筋力が落ち、筋肉が目に見えてやせ細っている部位」に副次的に生じるケースが大半です。「全身あちこちがピクピクするが、握力は落ちておらず普通に走れる」という状態であれば、ALSである可能性は極めて低いと言えます。