高松・鹿の井出水とは?空海伝説と桜の絶景・駐車場を徹底解説
高松・鹿の井出水とは?空海伝説と桜の絶景・駐車場を徹底解説についての最新情報をお届けします。
讃岐平野は古くから降水量が少なく、幾度となく深刻な渇水に見舞われてきた歴史を持ちます。そのなかで鹿の井出水は、いかなる日照りにも枯れることなく清水を湧き出させ、人々の生活と農業を支え続けてきた極めて重要な水源地でした。
この地に残る伝承によると、平安時代初期、弘法大師・空海が讃岐の地で干ばつに苦しむ農民を救うべく祈祷を行っていた際、1頭の鹿が前足で土を掘り起こし、そこから清らかな水がコンコンと湧き出たことが「鹿の井(しかのい)」の名の由来とされています。地名にある「出水(いですい)」とは讃岐地方の方言で自噴する湧水そのものを指し、まさに大地の恵みを象徴する呼称です。
現在も日量数千トン規模の豊かな湧水量を誇り、水温は年間を通じて約15〜17度前後とほぼ一定に保たれています。夏は冷たく冬は温かく感じられるこの水質環境こそが、後述する豊かな水生生物や清らかな景観を育む土台となっています。