岩見沢の名庭園・玉泉館跡地公園の歴史と四季の絶景ガイド
岩見沢の名庭園・玉泉館跡地公園の歴史と四季の絶景ガイドの見逃せないポイントを一挙に解説しました。
この地に足を踏み入れたとき、まず圧倒されるのが庭園全体に漂う重厚な品格です。玉泉館跡地公園のルーツは、明治36年(1903年)に創業した温泉旅館「玉泉館」にさかのぼります。冷泉を利用した湯治場として始まり、炭鉱景気に沸く空知地方の政財界人や文化人が集う高級料亭旅館として栄華を極めました。
昭和50年代後半に旅館が惜しまれつつ廃業すると、敷地は一時荒廃の危機に瀕します。しかし、貴重な自然環境と歴史的遺産を後世に残そうと立ち上がった市民運動をきっかけに、岩見沢市が公有地化を決定。平成13年(2001年)、かつての池や樹木を巧みに活かした約3.7ヘクタールの回遊式日本庭園としてグランドオープンを迎えました。過去の歴史を断絶させるのではなく、記憶を継承しながら新たな都市公園へと昇華させた事例として、ランドスケープデザインの観点からも高く評価されています。